延岡市(のべおかし)は東九州、宮崎県北部に位置する都市である。東は日向灘(ひゅうがなだ)に面しており、周囲は山に囲まれている。
「延岡城(別名:亀井城)」は、かつて市内本小路に築かれていた平山城(ひらやまじろ)である。1603年(慶長8年)に高橋元種(たかはしもとたね)が築いたとされる。現在は公園として整備されており、108種・3,300本を超えるヤブツバキが自生することから、伊能滝(千葉県)・松江城址(島根県)と並び日本三大ヤブツバキ群のひとつに数えられている。高さ22メートルの石垣は、礎石を外すと全ての石が崩れて1,000人を殺すことができるといわれ、「千人殺しの石垣」と呼ばれている。
「内藤記念館」は、延岡城西の丸(延岡藩主内藤家御殿)跡にある歴史資料館だ。内藤家が所蔵していた武具・書・絵画・能面などを展示している。展示している能面には、桃山時代から江戸時代初期に天下一の称号を与えられた作家の作品も含まれている。また、敷地内には茅葺き屋根の「静思庵(せいしあん)」という建物や日本庭園を有する。
市内で最も高い、標高831メートルの行縢山(むかばきやま)の頂上付近、東岳(雄岳)と西岳(雌岳)の間から流れるのが「行縢の滝」だ。77メートルもの高さを有する同滝は、日本の滝百選にも選ばれている。